奈良市内を中心にヨガをお伝えしています。ヨガのまわりー日々の何気ない暮らしーで感じることや考えることを綴りながら、自分や世界と深くつながっていけたらと願う気ままな日記です。

「こぼれたね。」

庭のいたるところに大葉が育っている。一度育てるとこぼれダネで翌年には勝手に芽が出てくる。種が沢山できるし、繁殖力も強いのだろう。そしてわたしが枯れた頃を見計らって抜いたのをあちこちに置いておいたせいもある。動物や鳥たちによって運ばれる種たちのように、運び屋(あの娘は運び屋だった~♪)になって。こうなることを期待してはいたけれど期待以上であれまぁと驚いてもいる。おそうめんや手巻き寿司、色んな薬味としていただいている。

意図して蒔いた種よりも、こうして自然と勝手に生えてくる彼らのなんと元気で丈夫なことよ、と思う。発芽のための要素がそろっているから発芽できる訳で、それだけ色々な条件が思いもよらずにぴったりだったということで、最も自然な流れで芽を出したのだものね。そんな環境がそこにあったのだということが他人事(他種ごと?)ながらうれしい。

こぼれダネで思い出したのが、小学生の時に教科書に載っていた話。クマさん(オーバーオールを着ているようなそんなクマさん)が、袋に沢山の花の種を入れて歩いて運ぶ途中、実は袋に少し穴が空いていて種がこぼれてしまっていて、翌年の春にそのクマさんが歩いた道に花畑の道ができた、というストーリーだったと思う。可愛らしい話、思い出してもほのぼのとした気持ちになる。

種がこぼれてわたしたちの気持ちがほころぶ。「たくさんこぼれたね、ありがとう」我が家の大葉たちへ、そしてそうしていのちをつなぐ全ての種たちへ。