奈良市内を中心にヨガをお伝えしています。ヨガのまわりー日々の何気ない暮らしーで感じることや考えることを綴りながら、自分や世界と深くつながっていけたらと願う気ままな日記です。

山間の畑から

とある方の畑。ご自宅の前が斜面になっていて、その斜面の木立の合間に何カ所か平坦な土地がありそこを畑に使われていた。ふいに訪れたわたしにとっては木々に囲まれた静かな空間で、空気も良くて心地よくて野菜たちも落ち着くのではなかろうかと、良い場所ですねとお伝えしたら、いやいやここは畑としては最低だよ、との意外なお返事。日当りは悪くなかったけれど、まあまあな坂を上ったり下ったり。確かに日に幾度もこれを繰り返すとなるとそれだけで重労働だろう。加えて重たい道具や収穫物を持っていれば高齢のお体には大変なことなのだ。浅はかな自分に反省した。

年を重ねるにつれて体が思うように動かなくなるのよ、と年代が上の先輩方によく言われるけれどわたしにはまだ想像がつかないことでもある。ただひとつ感じるのは、そうは言ってもよく手足を、体を動かし続けて馴染んだ暮らしの色々な動作はその人と一体になっていて、その域まで身に付いたことがあれば、ゆっくりしかできなかったとしてもその営みが色々な意味で自身を支えていくように思う。

繰り返し繰り返し馴染んでいくこと。それが美しくあれば、それはきっと道になるのだろう。


こちらは畑に咲いていた大和当帰の花。2年草で去年植えたものが今年花を咲かせたそうだ。同じセリ科の人参の花に良く似ている。