日々感じることを綴りながら”今”を味わっていたい、そんな気ままな日記です。

春分の日に

今日は春分の日、お彼岸の中日。

一昨日頃から降り続く雨。今朝もまだしっかりと降っていて春分の日というのに肌寒い朝だった。昨年の夏頃に居間の天井に雨漏りが発覚した我が家。修理してもらってその後何ともなかったのにこの数日降り続く雨にまた再発してしまったようで、ボツン、ボツンと天井に重たく水が落ちる低い音が不穏な雰囲気。ひとまずまだ水が染み出てくる跡もないのでそのままに、朝のヨガのレッスンに向かう。

駐車場までの短い距離に立ち並ぶ家の庭や畑のあぜ道、植物たちがみんな雨に打たれてしっとりと濡れていた。分厚い雲、暗い空の下、けれど彼らは普段より生き生きと輝いて呼吸をしているように見えた。その感触を拾うようにあちらこちらに目を向けていると「人生はかけがえのないものです」という一節が浮かんできた。

この数日読んでいる、ベトナム人僧侶のティック・ナット・ハンさんの本の一節。人生について「かけがえのない」という実感を持つことがあっただろうかと、はっとさせられたのだ。大きな視点でみればあっという間、束の間の地球での人生、それが終わればまた魂はどこかへと還っていき、またここへと戻ってくるかもしれない。ヨガ的な観点から見るといのちの営みは壮大で絶え間なく続いていく。わたしはその長さに甘えすぎてこの人生を少しないがしろにしてしまっていたのだと思った。

瞬間につまった喜びや美しさ、そのいのちの輝きは、肉体を持って理解力を与えられたからこそ感じられる宝物だ。そしてそれは特別な人だけではないわたしたち全てが平等に与えられているものなのだ。注意深さと静かな心が導くその瞬間、それは紛れもなくかけがえのないもの。何にも変えることなどできない。

人生はかけがえのないもの。そのフレーズを深く内側に染み渡らせてみれば、どんなにかこのいのちが愛されているのか、誰でもきっと感じられるはず。そこからそっと目を向けて呼吸を深く静かに、瞬間の連なりを大切にしていきたい。

春のはじまりに。Hari Om Tat Sat.


kohiru life

地球と深呼吸、心地よく健やかに nature / yoga / life